80フィートの感慨

最高のクリスマスプレゼントが届きました。

ついに私たちの森林農園に電気が通ったのです。

2020年にこの森の中の敷地の借地権を入手した途端にパンデミックで行政がストップ。

窓口が開いた後も電話やメールの問い合わせには返事がなく、何度もホノルル市役所に足を運び何度も許可申請文書を作り直し、2023年7月にDPP(企画許認可局)からようやく電気導入許可が下りました。

ところが直後にマウイ島の山火事災害勃発。その影響なのかハワイ電力会社(HECO)の動きが中断し、さらに待つこと5ヵ月あまり。

そして今朝、ついにワイマナロの電力配電網から私たちの農園内にある電柱に、電線が敷設されたのです。敷地外と内側の電柱間の距離約80フィート(約24メートル)。このわずか80フィートを繋げるのに3年もの月日がかかったんだ・・・と空を見上げて感慨ひとしおです。

しかしこの長く困難なプロセスを通して多くの人々と出会い様々なことを学びました。その出会いへの感謝と学びを糧に、2024年私たちの森林農業プロジェクトもようやく次のステージに踏み出すことができます。

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この記事を書いた人

日本の新聞社系週刊誌記者、第二電電(現KDDI)広報責任者を経て米国留学。「持続可能な発展」などの政策比較研究を行い2000年カリフォルニア大サンディエゴ校で太平洋国際関係研究修士号取得。ハワイで有機園芸業を行っていたGary E. Johnsonとの結婚を機に2005年ハワイへ移住。翻訳出版とヨガインストラクターを続けながらGaryと共同で、「健康な食の生産、体と心の浄化、自然生態系の保全」を目的(3Pモットー)にした「森林農業+ヨガ・瞑想」プロジェクトをオアフ島ワイマナロで推進している。

After working as a reporter for a weekly newspaper and as a public relations manager at Daini-Denden (now KDDI), she moved to the U.S. to study comparative policies, such as on “sustainable development.” In 2000, she received her M.A. in Pacific International Relations from the University of California, San Diego, and in 2005, she married Gary E. Johnson, an organic gardener in Hawaii. While continuing to work as a translator, publisher, and yoga instructor, she has been working together with Gary on the Agroforestry + Yoga/Meditation project in Waimanalo, Oahu, which aims to “produce healthy food, purify the body and mind, and preserve the natural ecosystem (3P motto).”

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